家系図を作ろう
家系図を作ることが静かなブームとなっています。
核家族化が急速に進み、家族という意識が薄らいでいるなかで。
- 自分のルーツを知りたい
- 家族の絆を確認し合いたい
- 親戚同士の証を残したい
- 一族の関係を一覧できるものが欲しい
- 御先祖の供養のため
等の理由で、いつかは家系図でも作りたいなと思っていた方も多いと思います。
「いつかは」、とお考えの方はお急ぎください
- 家系図は戸籍を基にして作製します。ということは戸籍がなければその部分の家系図が作れないということになります。
家系図作成に欠かせない「除籍謄本」の保存期間は80年(平成22年6月1日戸籍法施行規則の改正により150年に伸長されました。)と決まっています。江戸末期から明治初期の記録が残る除籍謄本は廃棄処理されるおそれがあります。市町村合併よる統廃合で除籍謄本の処分はさらに進み、年々古い戸籍が取れなくなっているのを実感しています。
除籍後150年を過ぎたら除籍謄本も取り寄せることが出来なくなりますので、家系図作成を考えておられる方はご先祖の記録が失われる前に早めに製作されることをお勧めいたします。
戸籍(戸籍謄本・除籍謄本)による家系調査
- 家系図作成の過程はおおまかに
- 関係資料(戸籍(戸籍謄本・除籍謄本))を取り寄せ
- その資料を読み取り
- パソコンなどで表にまとめる
と言うことになります。
- 戸籍を収集するだけなら当然ご自分でも請求することができます。
また家系図をパソコンで作成するソフトも販売されています。
使いやすいものでは親戚マップ 等がお勧めです。
- そこでご自分で家系図の作成を始めた方も居られますが、以下のような理由で殆どの方が途中で挫折されています。
- 戸籍をたどり読み解くには多少のコツが要ります。多少の知識も要ります。家系図の元になるのは戸籍です。通常関わることもない戸籍・除籍・改製原戸籍・平成改製原戸籍などを正確に 読み取り、全ての直系親族の戸籍を取得しなければなりません。
- そのためには、専門用語で書かれた戸籍の内容を読取り、複数箇所にわたり全国の役所に請求しなければなりませんし、何度かに渡る市町村合併等によって戸籍に書かれてある地名が現在使用されていないことも多い為、請求先すら分らないといったことも多いと思います。
- ご自分で戸籍(除籍含む)を取得する上で一番怖いのが戸籍の取得漏れだと思います。
可能な限り古い戸籍を、しかも漏れなく取るには、やはり専門家ならではの知識と経験が物を言う。さらに古い資料は文字を判読するのも大変で、一般の人にはかなりの“難関”であることが多いものです。
家系図作成代行サービスについて
- 行政書士は「事実証明に関する書類」を作成することを業務として認められています。
家系図は、この「事実証明に関する書類」に該当致します。
当事務所では家系図を作成したいけれども、作成方法が分らない方やお忙しい方に代わり家系図の作成を代行致します。
また、家系図作成全般に関する相談も承っていますのでお気軽にご相談ください。
- 当事務所での家系図の作成方法
(現地調査や過去帳による家系調査は行っていません、ご了承ください)- 家系図作成では、一つの苗字を遡ることを基本にします。
多くの方は、ご依頼者の父の父方の直系(1系統)を遡ります。勿論、父の母方、母の父方、母の母方も可能です(全部で4系統)。 - まずは戸籍調査から
お客様からのご依頼をもとに、戸籍謄本や除籍謄本、改製原戸籍などを収集いたします。もちろん、日本全国どこの市区町村でも、行政書士の職務上の請求により戸籍等を収集できます。ただ、除籍謄本に関しては、お客様の直系の尊属に関するものしか請求できないことになっております。傍系(兄弟姉妹)については、取得した除籍謄本等から分かる範囲での記載になります。あらかじめご了承ください。
- 家系図(関係図)の作成
調査した戸籍をもとに家系図を作成します。戸籍調査で分かる範囲は、すべて明らかにいたします。また、戸籍謄本や除籍謄本は筆で崩して記載(いわゆるヒゲ文字)されているものも多く、一般の方が解読されるのは、骨が折れることと思います。ですから、身分事項(出生や婚姻、死亡、配偶者)などの事項を表にしてまとめます。
- 家系図作成では、一つの苗字を遡ることを基本にします。
既に除籍などを持っていて家系図を作成しようと思っても判読が困難である場合やレイアウトがうまくいかない等、お困りの方もこちらまでご相談ください。
- 戸籍調査の範囲
調査範囲は現存する戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本で調査します。お寺等の実地調査は致しません。各家により遡れる世代には差が出ます。(通常4〜6世代)又、戦災などにより除籍の収集が出来ない場合があります。 - 家系図記載内容
起点となる方の父方(ご希望により母方も)の直系を遡ります。起点となる方の直系血族(子・孫・両親・祖父母など)については、お名前・出生日・出生地(亡くなっている場合は没日、没年齢、没地)を収集できる範囲で全て記載します。起点となる方の兄弟姉妹・両親の兄弟姉妹については、お名前・出生日を記載します。
- お納めするもの
- 家系図
- パソコンデータ(CD)
家系図印刷に使用したEXCEL形式のデータです。 - 家系台帳
- 年代順に戸籍調査によって判明した情報を記載した一覧表
- 調査により収集した原票(戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本等)
参考資料
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